2012年6月5日火曜日

100年後のアンティークをめざすハンドタオルを織始める

事の始まりは、テレビでドイツのアンティークリネン(台所で使う麻布)をリメイクして、この先何年も使えるようにして、布としての命を全うさせてあげたいという雑貨アーティストの方のお話。


「全うさせてあげる人」がいるなら、「作り出す人」もいるだろうと、深く考えずにスタート。

長年眠っていた織機の綜絖の仕掛けは、リネンを織るためのものらしいし、一緒に16/1の麻糸もありました。



さて、初回なので、最近購入した本「Favorite Scandinavian PROJECTS TO WEAVE」にのっているハンドタオルをお手本に進めます。
サイズ50×70cmは、ちょっと大きい。でもこれが規格サイズという。お皿も手拭きもすべてこのサイズで揃えるという。まずは、作って使ってみないとわからない。




経緯の密度は共に、110本/10cm。 経糸をかなり強く張らないと110本/10cmは、打込めない。

硬くて伸びながないから、しっかりペダルを踏まないと綜絖も開口しない。
経糸をにらみながら、織機は間丁(手前の橫木から後ろまでの長さ)が長いほうが良いという言葉を思い出しました。この北欧の標準型織機が大きい理由はこれですね。麻や正絹など伸びがほとんどない糸をしっかりと織る織機は北欧も日本も間丁が長いわけです。


機支度までは、無事やってきましたが、

トントンと何回もやっていると、単糸の経糸は、毛羽だってくる。。。。。踏みかえと打込みのタイミングがずれると打込んだはずが。。。。。伸縮性があるウールと異なり、多すぎるゆるみは、ボツボツと。。。。。


仕立物は、ボタン付けに始まり、ボタン付けに終わる。
大工仕事は、釘打ちに始まり、釘打ちに終わる。
手織りは、平織に始まり、平織に終わる。





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