2012年4月26日木曜日

ペンシルバニア ミュージアムの織の本


見つけました。  アメリカのペンシルバニアミュージアム所蔵のデザインの本。
手織りのためにデザインされたパターンが載っている小さな本です。

先日、ラオスの展示販売会をしていた日本橋の丸善書店の洋書売り場で、刺繍などの本と一緒にありました。
他に手織の本は見当たらなかったので、ちょっとびっくり。運命の出会い?



表紙にも使われている「ローズ」のパターンを用いたデザインが多く、何とも華やかで繊細。
やっと、「サマー&ウインター織 と 柄」のベストの組み合わせを見せてもらえた気がします。
これなら、みんなに愛されるのもわかります。

小さな「本」というより「冊子」ですが、掲載されているデザインは、78点。
それぞれに、サマー&ウインターと二重織り、オーバーショットの綜絖通し順とタイアップが記載されています。

サマー&ウインターと二重織りの綜絖通しは、ショートドラフト(略式)で書いてあり、解読が必要。

あげく、ペダルの踏順は、「このデザインを織る人なら、わかるはずなので記載していない」という説明があるだけ!?


大変なデザイン集です。





2012年4月22日日曜日

サマー&ウインター 織りあがり

サイズは、87×90cm。

製織中に、経糸を張りすぎだと思っていたら、案の定、仕上げで7%程縮まりました。




単純な柄なので、綜絖通しとペダル順を変更して、周囲に額縁をつけてみました。

四角の上下、左右のストライプが同じ太さになるべき柄ですが、柄糸の番手がやっぱり細く、タテストライプが太くなってしまいました。簡単そうで、かなりハードルの高い柄でしたね。

裏表があまり変わらない柄なので、S&W本来の面白みに欠けるようです。


A Handweaver's Pattern Book によると、意匠登録されている柄が多く、掲載できないということですので、もっと魅力的な柄があるのだろうと想像されます。

2012年4月12日木曜日

手織り好きはラオスの布に夢中?

会場にあった展示会のDMはがき


3月末に、東京 日本橋の丸善書店に立ち寄ったら、たまたまラオスの布製品の展示販売会をしていました。

毎年この時期に行っており、今回は4回目だそうです。

スカートやターバンの布、上着、小物 などなど。。。
値段の確認をしたり、購入している方を何名かお見かけしました。

絣、多色使い、緯浮きの柄織・・・・手織りのテクニック満載。

実は、手織りをする知人たちもラオスの布にハマっていまして、何回もビエンチャンへ出かけているようです。

そういえば、織物に興味を持った頃、スンバやトルキスタン、ウズベキスタンなどの東洋の絣に目を見張っていましたっけ。


そして、ラオスの布についての本も見つけました。

『布が語るラオス』―伝統スカート「シン」と染織文化―


シンと呼ばれるスカートの種類、柄の地域性や意味、着方、縫い方。そして、糸づくり、染め、織る際の注意点!まで。95ページの薄い本ですが、わかりやすく写真も豊富。
伝統の手作りのおしゃれが日常に生きているなんて。。。なんだかうらやましい。



海外からの視点で、日本の日常着だった「着物と織」の良さをわかりやすく紹介してくれて、世界中にファンが増えるような本。あるのでしょうか?



2012年4月10日火曜日

サマー&ウインターを織始めました

緯糸が決まらず、糸量の計算にも手間取りましたがスタートです。

ブログも公開することにしました。どうぞよろしく。


手織りを再開するにあたって、「いい加減はしない」「妥協はしない」と決めたものの。。。
もっと簡単に手織りを楽しめる方法はないのでしょうか?
「試織」と「計算」。 やっぱり 「嫌い」、「苦手」 なのです。




開拓時代に愛用された織り方ということで、手紡ぎのイメージが強いためか、緯糸は箱の底にあった北米の手紡ぎ糸になりました。単糸で、想定より細め。ブルーの部分が2本ずつの段になってしまいました。

こんな時、「手紡ぎができたらいいな」 と実感です。



以下、製作データに加えるべきだったと思う事

1.整経して、機にかける前に、経糸の重さを量っておく。
2.緯糸も織始める前に重さを量り、実際の使用量が出せるようにする。
3.織りあがったら、重さを量る。10cm2の重さがわかると今後、役立つはず。

毎回のデータの積み重ね 大切にしたいです。