2016年7月29日金曜日

オリジナルの待ち針

ちょっと前のことになってしまいましたが、5月のこどもの日に、近くで「手作りマルシェ」という催し物がありました。

隣区の障がい者施設がワゴンを出店していて、イヤリング、バンダナ、ピンクッション、待ち針・・・・クッキー、ラスクなどなど。

待ち針に柄をつけるという発想に驚いて、見惚れていたら、「縫い物はしないのですか?」と聞かれました。

が、この針、洋裁に使うには、ちょっと長い。もちろん、個人の好みの問題だと思うのですが。

でも、切れた経糸を引き込むのに、どうでしょうか?
早速、購入。

かわいい袋にも入れてもらって、気分もホンワカ。


試してみると、長い待ち針なので大きくすくえ、頭は、平らなので、新しい経糸を巻き付けても安定します。

花柄、ドットなど かわいい柄がたくさんありました。
色名が書いてあるのを選んだのは、切れたごとに、色別に使えそうに思ったから。

でもあいにくと、「黒のシリーズ」の最中。では、黄色は注意、赤は止まれ・・かな?

この待ち針、経糸が切れて、落ち込んだときや投げ出したくなったときには、特にお勧め。

「何事もひとつひとつ丁寧に」と、ささやいてくれるような気がします。


2016年7月22日金曜日

黒の糸で #3と4 平と綾組織のショール

同じ組織で、経糸の密度を粗くしてみました。経糸は同じです。

写真では、撮影した本人も、どちらがどちらだったかわからず、日付を確認するありさま。

密度を粗くすると、より柔らかでショールらしくなるのですが、組織ははっきりしなくなるようで、ちょっと織りにくい・・・・。

機からおろして、並べてみると、今回(右)がやはり良さそう。






ショールとしては、ざっくりとして、柔らかで。
せっかくの組織は見せたくて。

相反するこの2つの要素のバランスの取りかたが「技の見せどころ」のように思えてきます。






さて、織っているときに、織り柄が見えにくかったので、緯糸をグレーベージュにしてみました。

織っているときは、楽しかったのですが、織り上がると、意外に「うるさい」印象。

サンプル織りをすればよいのですが、ある程度の大きさがないとわからない・・・・と考えると、ショールやマフラーの大きさは、サンプルのように思えるのです。

実際に、首に巻いて使うと、また、印象は違うのかもしれません。

参考書籍;Manual of Swedish Handweaving
著;Ulla Cyrus-Zetterstrom
Striped or Checked Combinations of Different Structures P.72
6枚綜絖 4本踏み木
写真左-筬;35/10cm 2本入れ
写真中央と右-筬;30/10cm 2本入れ
経糸、緯糸;残糸 4~6本引き揃え
サイズ;200×43~46cm

2016年7月14日木曜日

黒の糸で #2 平と綾組織のショール

織機に限らず、道具というものは思うように使いこなせることがポイントのようで、何故か6月24日が重なったり、黒色は写真うつりが悪かったり、思うようにならないと、気持ちが遠ざかってしまう。

久しぶりに、ブログを書くことにしました。続けていれば、解決策が見つかることもある。できるようになることもあるのだろうと。


さて、ショールには、柔らかな組織の綾織を・・・と、綾と平織を組み合わせた組織を選びました。

日本語では、「複合組織(?)」とかいう名称になるようですが、平と綾組織のストライプのコンビネーション。

平織2枚と綾織4枚で、綜絖が合計6枚使用する組織ということですね。

綾組織部がポイントツイルで、左右対称でないのが特徴的。

さすがにスウエーデンの本の組織は、堅苦しさがなくて、オシャレ。

織っている時の写真では、薄地のように見えるのですが・・・。
機から降ろすと、しっかりと真面目な印象。織り柄はよく浮きでているのですが、もう少しザックリ感が欲しかった。タテ密度を粗くして、再挑戦中。
参考書籍;Manual of Swedish Handweaving
著;Ulla Cyrus-Zetterstrom
Striped or Checked Combinations of Different Structures P.72
6枚綜絖 4本踏み木
筬;35/10cm 2本入れ
経糸、緯糸;残糸 4~6本引き揃え
サイズ;200×43cm