2015年10月6日火曜日

つづれを織る櫛

気分転換に京都へ行ってきました。この眺めは、清水寺からではなく、伏見稲荷神社から。



清水寺へ向かう茶わん坂で、なつかしい名前のお店・・・・つげの櫛の「十三屋」を見つけました。

お店にあるさまざまな形の櫛は、日本髪を結うときに使い分けるらしいのです。

そのひとつで、持ち手のところに細長い柄がついている櫛は、譲り受けた「つづれを織るとき(写真右)」に使うのに、そっくり。

お店に入ると、奥の棚の一番下に・・・・もしやとたずねてみると、やっぱり「つづれを織る櫛」。ありました。

髪を結う櫛と、形は同じですが厚みがあり、しっかりしているというお話です。
櫛の歯の本数も経糸の密度にあわせていろいろあるようです。

つづれを織ることは、ないと思いつつ、気になったのは、1cmに4本歯の粗い櫛(写真左)。
つづれというよりも、小さなタペストリーを織るときに使いやすそうで・・・・つげの木の何とも言えない滑らかな手触りも魅力。で、さんざん迷ったあげくに購入。

経糸を1本1本ひろいながら、織り入れていく穏やかな日々も訪れますように。

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