2014年6月6日金曜日

洋書;Summer & Winter PLUS

日本で言われるサマー&ウインター・・・・つまり、「昼夜織」を期待して購入したのではないのですが、この本を見た時、予想と異なり、アメリカのサマー&ウインターは、組織も技法も豊富で戸惑いました。

The best of Weaver'sのシリーズです。
サマー&ウインター織りとその他のタイユニット織りによる40以上の作品が掲載されています。MADELYN VAN DER HOOGT編 2010年


前文に、「手織りをする人に、『サマー&ウインターは、どんな織り方?』と質問をすれば、ほとんどの人が『1-3-2-3、1-4-2-4』と綜絖通しの順番を唱える。」とあります。つまり、日本での「よし野織り」や「蜂巣織り」のように、ポピュラーな織り方ということになります。

しかし、購入した当時は、サマー&ウインターについて、歴史も、組織の特徴も・・・全くと言えるほど知識がなかったので、組織図の綜絖の枚数の多さと作品の多様さに、ただ、おどろくばかり。

このシリーズは、毎回、イラストを用いて、組織の詳しい説明があります。今回は、伝統的なサマー&ウインターの組織の2タイユニット(和訳すると「ひと粒に止めふたつ」でしょうか?)の特徴から、さまざまに発展した組織についてです。
組織と綜絖通し、ブロックウィーブ、タイユニットなど、アメリカの手織りの基本がわかれば、考え方も作品も楽しめます。

作品は、バラや天使などモチーフの織り出したり、緯糸表現のマット、多色使い、ピックアップの技法によるものなど用途も豊富です。

もちろん、理論はさて置いておいて、作品を選んで説明どおりに技法や多綜絖を試しながら織るのも楽しいと思います。


多綜絖は、間違いなく、アメリカの手織・・・・・組織の種類も、枚数も豊富です。

余談ですが、「北欧ならダマスク用の織機を使うだろう」と、他の本で読みました。確かにそう思える作品もいくつか掲載されています。

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