2014年12月12日金曜日

羊飼いのチェックのマフラー

スコットランド製工業用紡績糸を織ってみたいと思っていました。
スコットランドといえば、タータンチェック。伝統的なチェックをさかのぼっていくと、Shepherd Check  シェパード・チェック/羊飼いのチェック に行きつくと書かれています。

縦糸緯糸共に、6本の黒い糸と6本の白い糸から織り上がるチェックで、組織は、2/2の綾織。
色は、羊そのままののホワイトとブラック。正確には、濃いブラウン。
スコットランドやハイランドの羊飼いによって、さまざまな使い方ができるブランケットタイプの衣服で大きさは・・・・・・と、説明が続きます。

シックな色彩のタータンチェックを織るつもりでしたが、まずは、シェパードチェック。

初めて使うウール糸は、特徴そのままの色を使いたいと選んでいた色も、ホワイト、グレィッシュなブラウン、そして英国ですから、敬意を表して・・・ロイヤルブルー。



ただし、ブラウンとブルーを交互に配置するとガンクラブチェック(アメリカ式の呼び方)になってしまう。
わたしが織りたいのは、ブラウンは薄いけれど、シンプルなシェパード・チェック。

説明書のとおりの密度で織ると、ざっくりとした感じ。とてもラムウールとは思えませんでしたが、仕上げしたらなめらかな風合いに。

「線を一本引いたら、デザインになる。一色増えただけでも、生産工程はびっくりするほど変わる。」と、話していたテキスタイルデザイナーは誰だったでしょうか。

首に巻いたとき、ロイヤルブルーの交差は・・・・・あなたのハートのうえに。
参考書籍;COLOR~AND~WEAVE DESIGN Ann Sutton著
使用組織;2/2綾織 4枚綜絖 4本踏み木
使用糸;ラムウール100% 2/11.3
ホワイトW-001 グレイッシュブラウンW-068 ブルーW-026 手織り工房タリフ 
使用筬;60本/10cm
仕上りサイズ;130×29cm フサ8cm

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