2014年8月12日火曜日

書籍;カラーコーディネーター入門 色彩

確か・・・カラーコーディネーターの資格認定制度が始まった時にいただいた本です。

色彩に関する本は、科学や物理の学術書からアートやファッション、日常の占い?まで、本当にさまざまで頭の中をどのように整理すればよいのかと途惑うことが、しばしば。

この本は、「入門」とあるように、資格試験用のテキストだったように記憶しています。読む人を楽しませるような話題や趣向は、もちろん、ありませんので、「テキスト」と思うべきなのかもしれません。

著者;大井義雄、川崎秀昭 監修;財団法人日本色彩研究所  初版;平成8年5月


内容は、「なぜ色が見えるか」に始まり、マンセルや日本色研配色体系(PCCS)、オストワルトなどいろいろなシステムの説明、混合、照明、調和論、プランニング、年表、色彩用語集など。

NCS(Natural Color System) スウエーデン工業規格(SIS)についてもこの本にありました。

監修が財団法人日本色彩研究所ですので、PCCS、トーン配色や調和については、比較的詳しく説明されています。また、色彩からの連想やイメージする語、色が象徴する意味性などの調査結果は、あまり目にする機会がないので興味深いです。外出時の洋服を選ぶときなどにも役立ちそうです。

色彩調査や記録のための資料用具の紹介。色名118色が色票、値、解説つきで載っています。

カラーコーディネーターの資格取得をめざす方の入門書ですから、基本事項が集約されています。受験勉強用だけではなく、基本を確認したくなった時やちょっと調べたくなった時に、役立つ本として使えます。

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