2016年6月10日金曜日

やっぱり毛糸は一宮

椅子張りのこともあり、ウールの糸が気になる日々。毛織といえば、一宮。愛知県。
紳士服地など生産する毛織の産地と思うのですが、ほとんどが海外へ移転?したという話も聞き・・・・さて?

久しぶりに、半信半疑で手織用の糸を扱っている糸商へ電話をしてみました。30年ほど前の手織りの本の巻末に、よく住所や電話番号が載っていたこの商店は、今も健在のご様子。何とかお願いして、サンプルを送ってもらいました。

最近の手芸店や手織り手紡ぎショップなどで販売している糸サンプルは、標本のようにきれい過ぎて、個人的には、ちょっともの足りなさも感じていた今日この頃。

一部手書きで、糸がセロテープで貼ってあるだけなのですが、届いたサンプルは、大迫力。

紡毛糸、シャギー糸、スラブ糸、甘撚り糸、タムタムモヘヤ、リング糸、ループ糸、スコットランド、ラム紡毛、アンゴラ紡毛、梳毛糸、ローバーループ、ベルタス、ローバー、ラスター、メリノー、花モール、ネップ、アルパカ、スラブノットモヘヤ、シルクモール、ロービング、スラブノット、撚太ループ、手紡ぎ風・・・・・・

ヒツジの名前の付いた糸、獣毛、糸の形状も多種多様。やっぱり、流通している原毛の種類や紡績の技術など 産地ならでは ということですか。

そして、ほとんどが染める前の生成り糸。綛の状態ですから、数10グラムだけ購入したいといってもちょっと無理。特別サンプルとあるのは、売切れたらおしまいなのかしら?

織り上がったときの風合いや表情を確かめたいと思う糸は、数々。まだまだ手織りはこれからが本番のようです。

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