2013年10月4日金曜日

今現在の経糸のかけ方を記録してみることに

30年ほど前に手織りから離れてしまった理由は、たぶん3項目ほどあり、その一つは、「織機が使いこなせなかった」つまり、「経糸の掛け方に納得できなかった」があります。
120cm幅の北欧の織機。なのに、織幅いっぱいに経糸がうまく巻けない・・・端の糸がこすれる。緩む。巻きくずれる。そして、引っ張ってくれる助っ人が必要で、一人では無理。などなど・・・。

時代により機に経糸を掛けるやり方も変わるとのことです。
確かにシステムコードが登場して変わりました。米国ではジャックルームが定着したようです。フロントtoバックの機がけ(仮筬や粗筬をせずに、筬→綜絖を通して巻き取る)が日本では新しいやり方とされ、一般的になったようです。

昨年来、もう一度手織りをやり直すにあたり、経糸の掛け方も見直していました。
北欧機、ジャックルーム、オランダ機、そして、和機それぞれ・・・やりやすい方法がそれぞれ若干違うようです。

道具/織機を作る時、考える人/設計する人がいて、使い方や使いやすさを考えて作られている・・・若い時は、布を織ることばかりに夢中で、そこまで考えが至らなかったようです。布の織り方には大差なく、布を織るために必要な道具としての機能は同じなのですが。

自分なりの基本のスタイルが決まり、少し余裕ができてきたので、私が使っているスウェーデン仕様のフィンランド製の織機(10枚綜絖10本トレードルのカウンターマーチ/北欧の天秤式 等)で、経糸の掛け方を記録していくことにしました。

今回は、20/2綿糸。密度140本/10cm。総本数988本。整経長3m。カウンターマーチ。8枚綜絖、8本トレードル。
巻取り中に経糸切れ1本発生-原因不明。撮影した写真41枚。


何回か繰り返したことで思いついたミニテクニックみたいなものもあります。
これから自分のやり方がどのように変化するのか興味もあり、気づいた時に書き足していくことにしてみます。


追;離れてしまった理由の たぶん3項目とは、
1.満足できる織機の使い方がわからなかった。
2.場所をとる織機を組立てて、何を織ったらよいのか/何を織り続けられるのか見当がつかなかった。
3.自己満足ではなくて、ある程度センスがよくて、本当に使えるものができるのか疑問だった。
あと、染糸の種類も色も少ないので、染めなければならず・・・もありました。

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