120cm幅の北欧の織機。なのに、織幅いっぱいに経糸がうまく巻けない・・・端の糸がこすれる。緩む。巻きくずれる。そして、引っ張ってくれる助っ人が必要で、一人では無理。などなど・・・。
時代により機に経糸を掛けるやり方も変わるとのことです。
確かにシステムコードが登場して変わりました。米国ではジャックルームが定着したようです。フロントtoバックの機がけ(仮筬や粗筬をせずに、筬→綜絖を通して巻き取る)が日本では新しいやり方とされ、一般的になったようです。
昨年来、もう一度手織りをやり直すにあたり、経糸の掛け方も見直していました。
北欧機、ジャックルーム、オランダ機、そして、和機それぞれ・・・やりやすい方法がそれぞれ若干違うようです。
道具/織機を作る時、考える人/設計する人がいて、使い方や使いやすさを考えて作られている・・・若い時は、布を織ることばかりに夢中で、そこまで考えが至らなかったようです。布の織り方には大差なく、布を織るために必要な道具としての機能は同じなのですが。
自分なりの基本のスタイルが決まり、少し余裕ができてきたので、私が使っているスウェーデン仕様のフィンランド製の織機(10枚綜絖10本トレードルのカウンターマーチ/北欧の天秤式 等)で、経糸の掛け方を記録していくことにしました。
今回は、20/2綿糸。密度140本/10cm。総本数988本。整経長3m。カウンターマーチ。8枚綜絖、8本トレードル。
巻取り中に経糸切れ1本発生-原因不明。撮影した写真41枚。
これから自分のやり方がどのように変化するのか興味もあり、気づいた時に書き足していくことにしてみます。
追;離れてしまった理由の たぶん3項目とは、
1.満足できる織機の使い方がわからなかった。
2.場所をとる織機を組立てて、何を織ったらよいのか/何を織り続けられるのか見当がつかなかった。
3.自己満足ではなくて、ある程度センスがよくて、本当に使えるものができるのか疑問だった。
あと、染糸の種類も色も少ないので、染めなければならず・・・もありました。
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