2012年11月20日火曜日

綾織#3 多綜絖は試織すべし

3枚目の綾織は、8枚綜絖のストールを計画しました。

織幅は、58cm。 使用糸は、アルパカ混 2/14
組織は、ストレートツイル(順通し=12345678 12345678 1・・・・8枚綜絖なので)の変形綾織

ストレートツイルは基本だから簡単と思っていたのは大間違い。最初の問題はミミでした。

1.8枚綜絖で順通し、踏順も順番なので7本も飛ぶ?いいえ、4本でした。が、何もしないとミミはグズグズ。

2.フローティングサルベージ(浮きミミ)は糸が細すぎて使えませんでした。

3.あわてて、左右に平織のミミを付けることにしました。(+綜絖2枚)

4.織始めると、ペダル順に1357 2468と踏む場所があり、平織のミミは役立たず・・・織れない。

5.タイアップ(=柄)を変更し、ミミ部分は何とか許せる状態になったのですが、織り地の左右の黒の経糸部分が伸びる。織り方が下手なのかもしれませんが、黒糸とグレー糸の伸度と強度は明らかに違う。

 

この失敗から学ぶこと  多綜絖は、試織すべし  

以前に読んだHPが見つからないのですが、確か・・多綜絖を愛用する人は約80%が毎回試織する。ミミも付けて試織する。いわば試織マニアだという。

なぜそんなに試織するのか?FAQにもミミについての質問が多い・・・?不思議でしたが、このことでしたか・・


まあ、やっとミミを考えるレベルに入ったと喜んで・・・・記念撮影をして、経糸を切ります。
 

織の組織
写真上;The big book of weaving P.148 Laila Lundell著
    写真中と下;The weaver's Book of 8-Shaft Patterns P.22 #66 Carol Strickler 著


2 件のコメント:

  1. はい、よくぞ書いていただけたと感謝しますm(__)m
    私なんぞでは、4枚綜絖はおろか、時折平織りでさえ、耳に苦闘しています。
    どうすればきれいな耳をつけられるんだろう?
    教室へ行かなきゃ教えてもらえないのかしらと、トホホな気分で、
    毎回、前回の織りの時の耳のメモを参考に、スタート地点で試し織りです(T.T)

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    1. 「両端の2本を2本どりにする」と聞いた記憶があります。が、2本どりにしない方がすっきりする場合もあり…そんなに簡単なことではない気がしていましたので、やっぱりという気がしてます。
      ミミの種類と織り方と本体とのマッチング?これも奥が深そうですねぇ。

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