2015年12月25日金曜日

LIISAがやって来た

預かってほしいと言われ、突然、織機がやってきました。

30余年ほど前に購入したという、フィンランド TOIKA社の「LIISA/リサ」。
組み立てるには、たたみ2畳程の広さが必要なのだそうです。

織幅は120cm。奥行は、120cm。今使っているスタンダード型の織機よりも30cmほど短いので、脇から織機の中に入れるアキ部分はありません。

届いたときの状態は、左右のサイドはそのままで、はずされたヨコ木やビームなど・・・・・そのまま運び込まれて、角材の山。
天秤、綜絖バー、綜絖、ラム、踏み木は、コードでつながったまま。
即、使っても構わないとの心使いらしい。


勝手ながら、汚れが目立つので、コードや綜絖は外して洗うことに。
で、よく見ると、いろいろと手を加えたいことに気がつきました。たとえば、

・ナイロン綜絖は、つながったままなので、このままでは、順通し以外の綜絖通しは、やりにくそう。バーの端を結ぶ はずれ止め のコードもつけたい。

・システムコードを止めているのは、ほとんどがアローピン。踏み木のアンカーピンも差し込んでいないのですが、穴の大きさが合わなかった?製織中に外れたのでは?

・綜絖バー、筬、かまち・・・・どれにもセンター印をつけたい。

・8枚綜絖なのに、汚れている天秤は、半分だけ。使わないので残りは取り付けなかったのだろうと思いますが、安定して上下するのでしょうか?

・ワープクロスのバーは、2本を1cmほどの隙間で、何か所も抜けないように、しっかりと結んであります。どうやって経糸をつければいいのやら。

・前後のビームクロスは、巻をほどいてみるとそれなりの汚れ。ガンタッカーで止めてあるのですが、悩んだあげくに、クロスを外して洗濯。気の済むまで、大洗濯。

ここまですると、「預かっている」とは、言い難い。申し訳ない。

せっかくの8枚綜絖8本踏み木の織機・・・。
北欧の織機は、織幅が広いのと躯体がしっかりしているので、タピストリー制作機として平織だけという話は、よく聞きますが・・・・もったいないの感。

まあ、道具をどう使うかは個人の自由。よくわかってはいるのですが。


Well Come & Merry Christmas !



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