あの有名な「眠れる森の美女」のお話の原作そのままのような海外の絵本では、
姫が眠る城。花は咲き、季節は繰り返し、いつしかその姿が見えない程イバラにおおわれる。王子はそのつるを伐り、傷だらけになりながら、かきわけて進み、城をみつけて眠っている姫と出あう。
ちいさなバラの花が咲き乱れている挿絵をみて、イバラは大きなトゲのある「つるバラ」の原種ことだと気が付きました。
ちいさなバラの花が咲き乱れている挿絵をみて、イバラは大きなトゲのある「つるバラ」の原種ことだと気が付きました。
このパターン名には、バラとはありませんが、十字が中央にあり8個の四角が囲むモチーフは、「Rose/バラの花」です。よく使われていますが、今回のは緯糸が9本ほど浮くのである程度の縦密度が必要でした。
額縁(フレーム)は、つるで囲まずバラにしました。柄糸が薄めのインディゴなので、レピートしたつるのパターンは川の流れと浮かぶ花にも思えます。
トゲは硬くて大きく、太いつるを勢いよく伸ばすので、最近は扱いにくいと敬遠されがちの品種です。やわらかいピンク色の花でひかえめな香り。散りぎわも潔し。父が好きだったバラです。
「New Dorn/ニュードーン 新しい夜明け」 1930年アメリカ生まれ
使用組織;A HANDWEAVER'S PATTERN BOOK P.166
4枚綜絖 6本ペダル
筬;100本/10cm
4枚綜絖 6本ペダル
筬;100本/10cm
使用糸;地糸 綿16/2 柄糸 ウール2/10
サイズ;100×140cm
これぞアメリカ・・・みたいになりましたが、もう少し細かいのが一般的なスペックようで・・・つまり柄も小さめになりますよね。
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