2013年6月4日火曜日

この夏に試す綿糸など



糸は衝動買いをしないと決めましたが。
 
いろいろな糸の織った感じを確かめるのが好きらしい。「楽しい」などというかわいらしい表現ではなく、「好き」で止められない。ピンと張って打込んだ感じ。おろした時の縮み具合と風合い。織機の下のワタクズ。

気がついたら、糸を扱っているお店や会社ごとに使えそうな糸を端から順番に選んでいました。使えそうな糸は1~2巻を注文。糸の現物見本を確かめて注文しても、届いてから、あれれ・・と思うことも。

この春夏は、 国内2社、海外3社、糸種7タイプ。海外2社の4タイプは依頼して取寄せ中。
国産糸は、流通している通常番手の撚り本数を増やして手織り用に太くしているようです。織上りの想像が難しいので、織ってみることに。
 
 綿--10/3(染)、20/2×3(染)、20/2×2(染)、 30/2×2(染)、20/2(染)、4/2(素地) 
 コットリン--30/3×3(染・国産)、22/2(未晒・輸入)
買い集めた基準ともいうべき項目は、
 
1.素材は綿か麻で、化学繊維混ではないこと。
2.組織変化を自習中のため、ストレート糸。
3.素材の風合いを変えてしまうような後加工がしていないこと。
4.練習中なので、気楽に織れて、気軽に使える価格。
5.染糸。でも、国産では、欲しい色は見つからない。
染めるなら台所。ですから、印鑑が必要な薬剤を使ったり、残った染液を流したり・・・個人のレベルと言い訳はできるかもしれないけれど、安全性や環境面からできればしたくない。草木染も思い通りの色彩が欲しい私には、不向き。

よく使う番手が何種か決まり、気に入った色が揃っていて・・・・価格も手ごろ。
そこまでたどり着ければ、やっと、自由に配色して織れる状態になるのですが、目標は遠い。
  
染織という言葉があるように、「糸を染めて織る」が、定石なのだと思います。
糸が美しく染まったから・・・・織る。美しく染めて・・・・織る。
 
 糸染めする場所と時間と手間を惜しんで、織りだけと思うのは・・・・ 

1 件のコメント:

  1. >…さんでも「定石」が気にかかりますか・・・。

    もちろんそうです。日本人ですから。
    海外の織機で海外の織をしていますが、私の日常では、日本の伝統の染織に接することが少なくなり、大切に思い理解しようと気にかけていることは、ご存知の通りです。

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