2012年7月3日火曜日

糸綜絖、私も作成中

綜絖枚数を増やすので、糸綜絖も増やすことにしました。

ポリエステル製に進化しており、綿の糸綜絖は見かけなくなりました。追加分だけポリエステルは、しっくりしないので手作りします。糸は、網糸3号(株)シラカワで購入。 小さな段ボール箱に竹櫛をさして結びます。

昔々、綜絖枚数が増えると、何番が上がっているか見分けにくいので糸綜絖を染めたと聞いたことがあります。1番-赤、2番-オレンジ、3番-黄色・・・・・・。色落ちがして白の作品が淡い虹色になったという笑い話までありました。現在、海外では、ポリエステル製の色付が販売されているようです。

カラー綜絖も何本か作ることにしました。今は、中央から綜絖20本ごとにバーに色糸をつけていますが、目立たないのと滑りが悪いので、カラー綜絖に変更します。使用したいのは、カラーのレース編み糸。でも、手元に5番の古い刺繍糸があるので、これを使います。使わずに空綜絖になるような気がします。


網糸1綛220gで1142本 カラーは各色6本

「綜絖通しは中央から左へ、中央から右へと通せば、毎回、本数を数えなくて良い」という話も聞きますが、
左右の手の動きを入れ替えられない私には、無理。
中央から左へはできても、中央から右へは手が交差するし、速度は落ちる。リズムにのれない。次に通す糸を見ると体がよじれる。加えて、複雑な綜絖通し順になると、完璧に混乱。


海外のマニュアルに書いてあるように、毎回、中央から本数を数えて、右端から左へと通し始めます。

北欧の織機の綜絖は、上下にバーを通して吊り下げているだけで枠はありません。ラム(招き棒)やペダルは最後にタイアップするのが手順ですが、私は、上ラムを下げて綜絖通しをしています。
中央まできた所で綜絖が足りなかった場合は、コードをほどいてラムをはずし、左側から繰り入れることになります。が、ラムを下げておくと左右にもずれず、適度な重さがかかり安定するので気に入っています。

カウンターマーチ式を写真で見ると、綜絖の上バーの中央部が上からのコードで結んであるように見える場合がますが、このコードは下ラムへ直行しています。ラムのタイアップも最後ですので、綜絖通しをしている時には関係ありません。

マニュアルによって、やり方や手順は多少違います。時代によっても違うようです。

綾返しを最後にしたり、シャフトピンを使わなかったり、私は伝統的なやり方が好きです。

2 件のコメント:

  1. 初めまして(^^)愛読させていただいております。
    カラーのレース糸ですね、早速やってみます。
    私も綿糸で糸綜絖を作っており、色違いで作れたらいいのになと思っていました
    全部ではなく、一部でも色違いを入れておけばわかりやすいですね。
    ヒントを頂いてありがとうございました。

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    1. 落松葉さんのブログ、いつも拝読しております。

      糸綜絖の達人からコメントを頂き、あげく愛読なんて……恐縮しております。
      カラーレース糸は、20番か、一ランク太い10番(たぶん)は、網糸3号と見た目は同等で、実際は若干細いようです。撚りもしっかりしていて良いのですが、量を使うには価格が難点かと思います。

      手織機の基本的な使い方は簡単に習いましたが、それ以降は私も独学です。
      今後も、どうぞよろしく。

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