2012年7月6日金曜日

織機の調整でコットリンの平織

織機の下ラムの穴をあける場所を最終確認したくて、平織をしています。

残しておいたドレルの縦糸を巻きなおして、織り始めました。
高さが多少足りないので、ペダルを全て吊ると10本めは上ラムやペダルに当たりますが、何とかなりそうです。


試し織りしているのは、コットリン22/2。

今回の平織は、90本/10cm。 所々に、2本引き揃えをつくり、懐かしい表情を出してみました。和装のコート地などで見かけた記憶があるのですが。。。綜絖通し間違い?にも見えます。
アメリカの本を参考にした経密度ですが、もう少し混ませたい感じです。

前回のドレル(朱子織)は、120本/10cm。組織の性格上、緯糸本数も多く地厚になりました。
スウェーデンの本を参考にした縦密度です。組織の特性とは言え、オーバークォリィー感はぬぐえない。


組織によって、経密度が違うのは、いわば、あたりまえ。
それにしても、アメリカとスウェーデンで、密度感がどうしてこんなにも違うのでしょうか?

左;平織 右;ドレル(朱子織)

使っているコットリンは、30年前のmark社の糸。少し手紡ぎ感があります。
先日、国内の貿易会社から届いたコットリンの見本は、綿糸のようにムラがなくてきれい。
昨日見たBockensの糸は、単糸は若干スラブがかっているけれどしっかりした撚り合わせ。


コットリンの番手は、22/2で各社共通です。
麻番手は、麻1ポンドから300ヤードの長さの糸を紡いだ太さが1番手です。メーカーによって太さに違いはないはずです。でも、海外のフォーラムでは、同じ番手でも長さや太さは絶対に異なると公言している先生もいます。同じ工場でも紡績機が違えば、仕上りは違うという話も聞いたことがあります。


ここまで来たら、各社織比べです。色糸のカラーラインも違いますしね。


先日、スウェーデンに問い合わせのメールをしました。
一社は、日本の輸入代理店を紹介してくれました。
もう一社は、直接注文はOK。今は夏の休暇中で8月6日までお休みというゴキゲン?のメールが届きました。

麻や綿の糸は、どうやら欲しい色糸を入手できそうです。


平織がおわったら、織機の改良をお願いして夏休みのつもりでしたが、製作所の都合で来月になりました。
この間、何か織る?夏休みする?

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