2014年4月18日金曜日

サマー&ウインター;7枚綜絖のサンプル織 

2年前に織ったのは、右の写真。4枚綜絖のサマー&ウインター。
「A HANDWEAVER'S PATTERN BOOK」 P.89 から

パターンブックの組織図を見て、綜絖を通し、タイアップをして踏み木を踏みました。
パターンブックの写真の通り織れて満足しましたが、今見直せば、これは2ブロックパターンでした。
その時は、サマー&ウインターは、タビーの地組織があるのは、オーバーショットと同じですが、柄の緯糸が大きく浮かないことがわかりました。
あと、他の本の写真によると、柄部の組織が3種類作れるらしいこと。


今回、時間をかけて、説明をよく読んだり、新しく本を買い足したりして、わかったこと。
オーバーショットと違い、柄緯糸に規則的に経糸の〆が入るので、面の大きなパターンが作れる。通し順も規則的なので、ブロック構成で柄がつくりやすい。特殊なタイアップ・・・・など。柄も作りやすく、組織も論理的で織るものおもしろい織り方です。

お教室で先生がいてくだされば、説明ののち、柄を考えて、ポイントごとに間違いがないかとか、アドバイスとかいただける訳です。が、私の場合は、まずは既存のパターンを選んで、本の説明の意味を確認しながら織ることになります。オリジナルの柄は作らなくても、準備も組織の確認も・・・・なるほどと感心することばかり。


選んだのは、バージニア・ビュウティーの基本モチーフ。
5ブロックのパターンを選びましたので、綜絖は7枚。踏み木は、本来は12本ですが、織機には10本しかないので、スケルトンタイアップにしました。

サマー&ウインターとこのタイアップの組合せは・・・・絶妙。カウンターバランスでは無理で、マーチでしか織れない意外性を十分に楽しめます。

経糸を3行にしたので多色になりました。

サマー&ウインターのおもしろさは、間違いなく、4ブロック以上のパターンから。
カウンターマーチをお持ちの方は、是非お試しを!もちろん、ジャックルームでも同じように楽しめると思います。

1 件のコメント:

  1. 最近の書籍では、カウンターマーチ・スケルトン・タイアップという名前で紹介されていますが、The Shuttle-Craft Bookでは、この方法のタイアップは、スケルトンタイアップではなく、X-Yタイアップとなっています。

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