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2017年4月18日火曜日

Gagnefkrusのサンプル織

一作年から、本を訳してみたり、草木染をしたり、近所の工事がにぎやかだったり・・・織に集中できなかった理由はいくつでもあげられます。が、言い訳をしても何も生まれない。

ひさしぶり経糸を準備したら、手順が悪い。考え込む程のことではないのですが、やはりこんなときに、気軽に確認できる本(英文ですが)あるのは嬉しいことです。


さて、Gagnefkrus。先のブログのとおり、長い長い踏み木順。
見やすいように、緯糸は、ブルーにして、サンプル織の開始です。

いつもは、「どの踏み木を踏むと、どの綜絖が動くか」を確認して、おおよその柄のつながり方を頭にイメージして織り始めるのですが、今回はブロック構成で、あげく、そう単純な柄ではなかったようです。

それぞれのブロックは綜絖のメインとサブの組み合わせで、構成されているのですが、常にメインが先にくるとは限らず・・・・。結局、織端にシールを貼って、ブロックの番号を書いて、どうにか柄と綜絖の組み合わせが解明できました。 

さて、10cm程度織れたところで、織機からはずして、水通しをしてみました。収縮して少しハニコムらしくなったようです。

ドレス生地と書いてあるので、経糸と緯糸に綿20/2を使用したので、厚みがちょっと薄すぎるようです。
きれいなのですが、ここまで繊細だと・・・手織りらしくない。

参考書籍;Manual of Swedish Handweaving  著;Ulla Cyrus-Zetterstrom
P.42 図73.Gagnefkrus

2017年3月24日金曜日

憧れのハニコム Gagnefkrus

スウェーデンの織をするなら、いつかは、これを・・・と。
のんびりとあこがれる年代は、とっくに過ぎ去り、人生のゴールが見えてきていることを忘れてはいけませんでした。

花嫁のドレス地とか、ブラウス地とか、この組織のいろいろな評判はあちらこちらで見かけます。でも、Gagnefkrusーー正しい発音がわからないのが、なんとも悔しい。

参考にしている書籍「Manual of Swedish Handweaving」のハニコム(メガネ織り)の章 42ページにあるので、ハニコムの一種ということは、わかるのですが、独学の「歯がゆさ」を痛感。

さて、この本にあるドラフトの綜絖通しはショートドラフトで書かれています。部分的に経糸ドラフトに書き直してあります。ショートドラフトをよく見ると、方眼が半分のところがあり・・・?古い本なので、印刷がずれたのか?と思ったのですが、書き直してみると、なるほど「半分」で順番が揃いました。

本文の説明を読むと、「補助の止める経糸で結ばれる最初のブロックは経糸30本。6本は・・・・交互に通す2つのつなぐ経は3と4の綜絖・・・」と訳のむつかしさ?文章で説明する難解さ?もかなりなもので、組織図を指さしながら教えてもらえたら・・・と思うのは、いつものこと。

何とか経糸ドラフトを書き上げて、レピートのブロックを確認して、次は、踏み木順。3mm方眼紙に書いてみたら、長さは95cm。これで1レピート??

で、柄の構成を考えて本番に入る前に、じっくりとサンプル織をして、解明してみようかを思います。単純なハニコムでも、組織図から織上がりをイメージするのは、むつかしいですよね。そう思いませんか?


参考書籍;Manual of Swedish Handweaving  著;Ulla Cyrus-Zetterstrom
P.42 図73.Gagnefkrus

2016年3月22日火曜日

ローズパスのブロックダマスクのサンプル織

10枚綜絖5枚朱子のブロックダマスクが順調に織れたので、8枚ならもっと簡単と思って選んだローズパスのブロックダマスク。
ブロックの切り替え部分をすっきりとさせる組織の組合わせ方は、織ってみて、「なるほど」。改めて組織図をみると、納得です。でも、織物はどうやらここがスタートライン。

あまりに苦戦するので、注意点を書き出してみることにしました。
組織ばかりを気にして、楽しみ方を忘れてしまったのかもしれませんね。

1、ブロックごとにローズパスの綜絖通しの5本目が重なるのが手前か奥かが違うので、要注意。

2.糸色は、経糸と緯糸の濃度が近いと、ダイヤモンドの柄が単なる経ウキのように見えます。濃度差があると、織りやすいのですが、予定したプレイスマットには、はっきりしすぎて落ち着かない感じ。和風インテリでのアクセント使いのクッションなら良いかもしれませんが。

3、そして、ミミ。ローズパスは、綾織でした。ですから、ミミそのままでランナーやプレイスマットにするなら、綜絖を追加して、数本の平織ミミを付けるべきでした・・・・・。



日常に使えるモノを織ろうと、計画するには・・・組織や手順だけでなく、素材、色彩、ミミなど耐久性や仕上がり状態、などなどさまざまな知識が必要。技巧や技術の熟練とも違い、アート作品の創作とも違うようです。

何を確認してどんな手順でと・・・悩んでみても進まないので、結局、「急がば回れ」で、織ってみること。

サンプル織をしなかったので、贅沢なサンプル織になってしまった・・・ようです。

組織参考 書籍;「Warp and Weft」 P.63
M.Eriksson,G.Gestavsson,K.lovallius 著

2016年2月19日金曜日

ブロックダマスク織り始め

500本程度なのですが、かぞえ間違いして、手間取ること、手間取ること。

サンプルをちょこっと織って、この組織をマスターしたと公言する手もあるのでしょうが、やはり、何を作るか決めて、柄を割り付けるから、間違いあるし、学ぶことも、気づくこともあり・・・。

やっと織り始めたのですが、なんだか?が右の写真の下の部分。

経糸はコットリン。緯糸は紫色のコットリンを黄色にかえたり、麻にしてみたのですが、どうもイメージとは違います。

2日ほど手が止まって、やっと「打ち込みが足りない」と気付き、織ったのが上半分。
柄がはっきりして、心なしか・・北欧の薫りがしはじめますから、不思議です。

30年ちかく謎だった「三角の滑車/ドレルプーリー」で、ランチョンマットの織り始めです。5枚朱子のブロックパターン。綜絖枚数は、もちろん10枚。

カウンターマーチとは?カウンターバランスとは?
国によって主に使われる手織機は異なり、組織図も異なり、時代によっても異なり・・・。
そして、朱子織りの飛び数とは? 

ずっと持ち続けていた疑問をひとつひとつ・・・・若さはなくなりましたが、時間の余裕があるのは素晴らしい。何事にもじっくりと向かい合えるので、歳をとるのも悪くはありません。



2015年12月22日火曜日

5枚朱子を織ってみる

やりかたを本で読んで想像するのも、組織図を書き方を考えるのも・・・手織りの楽しみ方はいろいろ。

そういえば、織機を組み立てないで、部屋の隅に置きっぱなしにしていたときも、織物の本は、見ていたし、読んでいました。が、やっぱり織ってみないと、「わからない・・・」「モノを作る楽しさはない・・・」と織機を組み立てて、座ったはずでした。

前置きはともかく、ローゼンコンまで読み進んだスウエーデンの手織りのマニュアルをあきらめて、『5枚朱子』を織ってみることにしました。ろくろ式でも工夫すると織れるのだそうですが、綜絖が奇数枚数の組織は、カウンターマーチの得意技。
糸は、すっかり大きくなっておじさんを通り越しそうな「いとこ」が子供のころに着ていたセーターの残り糸。叔母たちは、「色変わりの糸」と呼んでいたような気がします。

試織なので、とりあえず色はお許しをいただくことにして、残り糸と合わせて、広幅のストライプに。もちろん、ストライプが表面です。

「朱子は、裏織にする。」ことは、織物に少し詳しい方ならご存知のこと。ホコリがつかないようにとか、ジャカードやほとんどの力織機は上口開口だからとか・・・・諸説あるようで。

ためしに、朱子表を上にして、つまり、いつもどおり、表を見て織り始めました。

緯糸をたった5本ほど織ったところで、当惑。

・下がる経糸が少ないので、しっかりまっすく投げないと杼が落ちる・・・・これは、想定内。
・緯糸の打ち込みが均一に揃っているのかどうか・・・・緯糸は所々しか見えないので、打込みは手加減だけがたより。
・組織はあっているのか?踏み間違いはしていないか・・・・緯糸の1段1段がわからないから、わからない。ミミを持ち上げて裏側をのぞいては見るけれど。
・開口しても、密度があるので、どの経糸が下がったかは確認できず・・・・開きの悪い経糸を拾ったり、ひっかけてもわからない。

やっぱり、「朱子は、裏織するべし」です。工場でも、手織でも。

経糸は■と決まっているので、朱子(表朱子のこと)は、裏織りにするので、組織図は「裏返し」なのだと思っていました。だから、□に■の点々。
表朱子の組織はほとんどが経糸なので、「方眼紙を黒く塗るのが大変だから、黒と白を入れかえて書く」という説もあるようですが、裏朱子とどうやって判別するのでしょうか・・・・?

組織図は、設計図。生産現場の人に間違いなく伝えるための指図図面。だから、裏織りにするときの組織図は、裏返しで書く・・・・・。

組織図を書くことが楽しい人と、使うのが好きな人は、根本的な考え方が違うようです。
もしかすると、テキスタイルデザインを学んで手織りをする人と、現場を見た後に手織りに戻った人の違いかもしれません。

2015年5月26日火曜日

ツイル;Rose Garland 8枚綜絖の試織

また、ツイルから始めることになりました。

選んだ糸は3種類。「もう手織りはしないから」といただいた糸の組み合わせ。これが延々と一か月以上続いた 難行の元(?)だったのかもしれません。

経糸は、ウール。まとまった分量はなく、かなり細いので、似た色を引き揃えました。
緯糸は、正絹。既に2本取りに巻いてありましたが、着尺の残糸のようです。

組織は、Rose Garland/バラの栄冠 。8枚綜絖8本踏み木。

柔らかで、軽いストールにしたいと思ったのですが、細い経糸は撚りがあまく、シャトルがひっかかると、すぐに切れてしまします。

自分で手作りした糸綜絖は、高さがきちんと揃っていないので、無理があるようで・・・・。

風合いも表情も問題ないのですが、あえて言えば、正絹よりも紬糸がイメージには近いようです。すっきりしないので、30cmほど織って断念。

さて、経糸を4本にして綜絖も筬も通し直し、緯糸は綿のモールに変更。滑らずに、柔らかで、ボリュームも適度のようにみえたのですが・・・・・。
機からおろすと、多綜絖のポイントツイルの弱点が出ました。凝った組織に、凝った素材は、「がんばりすぎ」でした。糸色の美しさも消えてしまったのは不思議です。 さて、打開策は? 右下の?

参考書籍;Manual of Swedish Hand weaving P.27
経糸;梳毛らしきウール単糸 番手不明 
緯糸;綿モール糸 番手不明、絹 番手不明

2014年5月9日金曜日

サマー&ウインター#2 Snow-ball with Pine-Tree Border の準備

Snow-ball with Pine-Tree Border/雪玉に松の木のフチ飾り ; The Shuttle-Craft Book of American Hand-Weaving から

この柄にあこがれて、
本と織機を購入して本格的に織初めて、手織の本や雑誌の編集者になった人もいる。
4枚綜絖の織機なので1本1本経糸をスティックでひろって織ったという人もいる。

サマー&ウインターを織り始めたら、必ず織ってみたい柄。
スノーボールの個数やローズのモチーフ入りなどバリエーションは豊富なのですが、何しろレピートが大きい。つまり、本数が多い。できれば、テーブルランナー用として、60cm幅くらいで・・・と思い、組織図を書いてみました。が。

織初めの左端。ショートドラフトで書いて、ノートを継ぎ足しても、入りきりません。左端から最初のスノーボール中心のまで約470本。ここでセンターにしても60cm幅にはとても収まりそうもない・・・。また、膝掛か。

海外の120cm幅の織機は、タペストリーを制作する作家の方が使うものとずっと思っていました。でも、レピートの本数が多いから・・・という場合もありえる訳ですね。

密度を上げて、経糸を細くすればよいことになりますが、すると糸は30/2程度?素敵な薄手のショールができそうですが、気軽に織れるレベルではなさそうです。

今回は、経糸はブルー、緯糸を白に。
経済面を考えて染めてみましたが、普通の家庭の台所では、一度に500gは思ったよりも気を使う大仕事。廃液の処理も手間取りました。手織りはやっぱり大変。ぜいたくな趣味。

さて、どの色で、どの組織にするか?
織り始めるまでの時間がかかります。織っている時間よりも長いかもしれない・・・。

2013年12月25日水曜日

オーバーショット#3 この季節なのでJohann Speck's Design No.33

オーバーショットの名作だと思います。一度は織ってみたいパターン。

A HAND WEAVER'S PATTERN BOOK から 「Johann Speck's Design No.33」

ローズの花束のモチーフが並び、品格さえ感じられるようなパターン。いろいろな本で出会いました。



いくつか試したフレームは、どれも魅力的だったのですが、繊細すぎました。メインのしっかりとしたパターンと組合わせるとバランスがとれません。

結局、ボーダーやフレームはやめて、シンプルに、力強さを大切にすることにしました。



色彩は、この時期にいちばん美しく見える色・・・レッド。色彩感覚や染色の実力がわかる色といわれます。
慎重に・・・・染め直すこと数回。少しレンガ味にして、少し重たく、クラシックな印象に。

Merry Christmas !
 

2013年11月12日火曜日

オーバーショットの仕掛り

あれから1年余。やっとオーバーショットまでたどり着きました。
机に向かって、書籍をよく読んでから取り掛かる場合もあるのですが、綜絖を通しながら考えることにします。サンプル程度の大きさは何回か織った事があるので、大きめを計画です。

柄も大柄。1レピートが124本。織り幅は100cm。総本数1010本。総長は8m。
巻取りは、糸切れもなく終了しました。織ってみて問題がなければ、機がけの基礎編は終了にします。

柄の入れ方を間違えると綜絖通しは、最初からのやり直しになるので、組織図を書き起こして綿密に確認。フレームのレピートと本体のレピート数・・・・計算間違いをしないように、と。

さて、綜絖を通しながら、
オーバーショットは綾織というお考えの先生もいらっしゃるようです。
この柄の綜絖の通し順にはM&Wツイル、タイアップには綾の遺伝子が残っているようです。本の説明からも、綾織の1種というより、ご先祖様は綾織 という感じです。

分類に興味のある方も多いようですが、織は三原組織の基本、変化、発展に大別しておけば良さそうです。専門的にデザインやモノ創りをするのなら分類(正確には分類よりも分解)からアレンジやモディファイを学ぶ場合もあると思いますが、方向を間違えると何も生まれない。手織を楽しむなら、タビーという経緯が均等な平織の地組織に柄という見かたから始めたほうがわかりやすそうです。
 
 
経糸は綿糸の生成。柄糸はウール。柄糸はウールのインディゴのライトカラー。
当初、米国で織られていたのは白と紺の織物がほとんどだったと言われています。地糸は綿か麻の生成か白。柄糸は紺。たぶんジーンズと同じインディゴ色。
復刻版を目標にするのなら、ごつごつとしたウールで、ずしりと作るのでしょうが、クラフトマンの仕事は苦手です。気配は感じさせながら、しなやかで繊細な印象を狙います。


織出し見本はローズ系のレンガ色・・・少しクラシックな匂いの色彩で捨てがたいのですが、糸量が足りません。





実際にオーバーショットを織るには・・・ですか?ここまで読めば既におわかりかと思いますので、要点のみ。
1.経糸は、平織となる地の経糸です。緯糸と同じ細糸を使用します。
2.緯糸は、太い柄糸と経糸と同じ細い地糸の2種類。それぞれシャトルを用意します。
3.左足は、左側の2本の平開口のペダル。右足は、右側の4本の綾開口のペダルを担当します。常に、左足で踏んだ時は細糸。右足で踏んだ時は柄の太糸。
4.組織図の踏み順には、柄糸しか書いていない場合がありますが、柄糸を1本織るごとに左足で平開口のペダルを踏み、細糸で平織を1本織りいれます。平開口の2本のペダルは、柄糸を織り入れながら、交互に踏めば平織になります。つまり、地組織が織れます。
5.「平開口のペダルを交互に」を間違えないように、例えば、左を踏んだ時はシャトルは→、右は←とペダルとシャトルを投げる方向を関連付けるやり方もあります。でも、必ず目で確かめて。
※平開口のペダルを2本とも右端にしたり、両端に1本づつのタイアップにしても良い。各人のお好みで。

2013年5月14日火曜日

ハニコム#1 サマーブランケット織始め

夏のお昼寝用に残り糸を使って・・・

整経長が短く幅が広いので、バックビームの上の横木に仮筬をのせてビーミングしてみましたが、ラドルのように滑りが良いとはいえず、結局降ろして、いつも通りのやり方になりました。
糸が太くて、伸縮性があるので、臨機応変に。

織幅は110cm。機からおろした時に縮みそうな組織なので、広めになりました。

 
 

織始めは、セルの中が色糸。
右の写真は裏面。

写真をみて、気づいた方もいるかと思います。
この組織、緯糸が飛ぶので裏織りにしなければいけなかった。

カウンターバランスの時は、必ず開口時の経糸の上がり下がりの本数のバランスを考えていたのですが、カウンターマーチだからと安心して大失敗。

織り直す気にもなれず・・・。

ヨコから覗いてみると、
経糸は、かなり隙間が空いています。
シャトルを落とさずに投げるのはかなりの集中力が必要。
あげくこの織幅。

織り終わるまで、かなり時間がかかりそうです。



2013年5月7日火曜日

ハニコム#1 綿糸で試織 

ハニコム/Honey comb、ホースキュロス/Halkrus、めがね織り・・・・・同じ織り方だと思う。

同じ組織(織り方)でも、織られている国や地域、使われる素材や密度が違えば、布は「別モノ」。 
組織が同じだからと布地までイコールとならないように気を付けているのに、この組織だけは、それぞれのイメージが浮びません。

脇に抱えるとウールが少しチクチクするセカンドバック?
道行(コート)のたもとの裾に、飾りとして3~4筋ほど色を変えて織り込まれている飾り織り?
・・・・・これらは、「めがね織りの布」と呼びたい気がします。


さて、イメージがわかないときは、試織(ししょく)すべし。

もう気分は初夏。
縁取りの太い糸が曲線を描くには、硬い糸ではなく伸び縮みするウールが最適だろうと思いつつ、綿糸で織ることにしました。


上;縁取り糸は2本引き揃えの青。

下;すべて白。
凹凸のレリーフ感だけで見せるのもいい。
縁取りはもう少し太くする?



上;中心に色を入れ、縁取りは白。

中下;ネガ、ポジの関係も作れる。

右側と左側は、通し本数が違うため、大きさが違います。

色糸は編み物用なので、若干細い。
縁取りは、3本引き揃え。




本の説明によると、この組織に適したアイテムは、クッションカバー、バック地、ブランケット・・・・など。 
サマーセーターをほどいた綿ネップの糸とあわせたら、この夏に使えそうな何かが作れそうです。
 

2013年3月19日火曜日

綾織#9 8枚綜絖 M&Wツイルを織始めるまえに

8枚綜絖で、M&Wツイルを織ることにしました。

組織は、The Best of Weaver'sシリーズ「TWILL THRILLS」に掲載のThe earl's canvas から。
1626年の古い絵画から復刻されたデザインです。本には、Gebrochene Twills と書かれています。複雑さが異なるようですが、M&Wツイルとも呼ばれているタイプです。オリジナルは14枚綜絖ですが、8枚、4枚にアレンジした綜絖通しも発表されています。

M&Wツイルは、山道通しの複雑変化です。ニックネームを付けるなら、連山通し(笑)かな?
 
初心者なので、組織はそのままで織ってみます。
と言っても、ペダルと柄の関係がわからないと柄のスタートを何処からにするかが決められない。

前回のコンビネーションツイルあたりから柄が込み入ってきたので、1つ1つペダルと綜絖の関係を確認しながら組織図を書き起こします。

ソフトを使えば、手間と時間を短縮することができるのでしょう。
ただし、私の手織りは「老後の暇つぶし」なので時短のための投資(?)の必要性は、はなはだ疑問。

8枚綜絖+2枚耳組織=10枚、ペダル8本。カウンターマーチ使用。

綜絖通しにはホルダー、タイアップにはボックスを用意したので、格段に仕事が 確実に、早く楽に、なりました。

一回に染める分量が増えてきましたので、浴比が足りずムラ染め。
大きなバットを買えば本格的にできそうですが、一般家庭から染料や薬品などを使用した廃液を流すのは抵抗が・・・・染材料店に相談することにします。が、できれば染めたくない。

経緯ともに梳毛2/20。薄くてハリのある布地をイメージして選びました。
ウールと気軽に思っていたのですが、経糸のテンションムラをデリケートに拾ってきます。どんな素材も織ってみないとわからない。
 
組織;The Best of Weaver's「TWILL THRILLS」
The earl's canvas by Marjie Thompson
P.34 - 36
    

 

2012年12月21日金曜日

チューブ織上り


年末も迫ってきます。急がないと・・・・

最初にチューブのサンプルを織ります。ペダルの踏み順とシャトルの方向を確認して・・・・上下同本数を整経したので、端で同じ動きになる2本があります。下の布になる1本を切り、はずします。

さて、製織開始。



まずは、緯糸を赤で上下別々に11cm程織り、上の緯糸を緑に変更。下はもう1cm織ってから、緑にかえます。緑は10cm織ります。(追記;仕上げてみたら、緯糸の赤は6cm、緑は5cmで良かったようです。)

さて、シャトルを1丁にして、チューブにします。

ペダルの踏みかえと筬打ちのリズムを気にしながら、ひたすら織ります。それなりに上手に、手早くなるようです。

消防車のホースもこのやり方で織られているとのこと。クロスビームに巻取りながら実感・・・そっくり。
引っ張ったり、こすったり、日光にさらされる用具は、丈夫で強度がある 天然繊維+織+加工 が多いようですね。

最後は、だんだん細くします。筬が使えないので、板杼に変えます。

織りあがりました。全長190cm。


胴体にペレットをつめ、口に舌をはさみこみ、目をつけて・・・・シッポはどうしよう?
早く年賀状用の撮影をしなくちゃ。
言い伝えによると、「アオダイショウ」は、守り神。
 
使用組織;二重織
仕上りサイズ;×190×5cm+三編み12cm+フサ20cm
使用糸;経糸 コットリン28/2(廃番) 緯糸 コットリン22/2
使用筬;35本/10cm 8本入れ
上布;G=グリンとR赤 縞経(GGGGGGGGRR)×7レピート+GGGGGGGG 計78本
下布;Y=イエロー 計77本





2012年11月23日金曜日

綾織#3 8枚綜絖のミミ付き試織

 
織りにくい糸とミミの問題が重なりました。
まずは、ミミ・耳・セルベージorセルヴィッチ・selvedge! を解決したい。織りやすいウール2/5で、ミミ付きで試織です。
 
ミミの仕上りが命ともいえるストールやマフラー、タオルにとっては死活問題。(←ちょっと大げさ?)
二重織は普通は平織ですし、地組織(Tabby)があるオーバーショットやサマー&ウインターは、たぶんさほど気にせずとも納まるのでしょうが、綾織はクセモノ。
 
8枚綜絖のワッフル織をしている方も多いようですが、ミミはどうしているのでしょうか?



織機も書籍も多綜絖といえば、8枚綜絖(8-Shafts)がほとんど。
ミミ好きで、平織や綾織のミミを付けたい場合は+2~4枚の綜絖が必要ということになりますか?

細番手を織らなければ、端糸をからげて織る方法が使えますから、8枚あれば事足りる。

何だか、調べてみる価値がありそうな話。


写真の左端は、綜絖を2枚追加した平ミミ。(サンプルですが幅は広すぎ)
右は、端糸は綜絖を通さずに絡げて織るフローティングサルベージ。



多綜絖の試織用に小型の織機が欲しいと思っていました。
本番機がカウンターマーチの場合、試織でミミ組織とテイクアップの確認がしたいとなると、タイアップの確認がもちろん必要で・・、長さもある程度必要で・・・・・綜絖1枚にレバー1本式の卓上機では難しいということになるようです。 
 

最後に、もう一度、なぜ試織が必要か?(困ったことに、私が時々試織をしない理由は不明。)

1.密度や風合いを確かめ、仕上げも試す。
2.組織や色の出方のバランスを見る。
3.糸の状態や織りやすさを確かめる。
4.ミミ組織と本体とのテイクアップ差やバランスを確認する。

え~と、ほかに追加事項はありますでしょうか?

組織;The weaver's Book of 8-Shaft Patterns P.22 #66 Carol Strickler 著


 

2012年11月20日火曜日

綾織#3 多綜絖は試織すべし

3枚目の綾織は、8枚綜絖のストールを計画しました。

織幅は、58cm。 使用糸は、アルパカ混 2/14
組織は、ストレートツイル(順通し=12345678 12345678 1・・・・8枚綜絖なので)の変形綾織

ストレートツイルは基本だから簡単と思っていたのは大間違い。最初の問題はミミでした。

1.8枚綜絖で順通し、踏順も順番なので7本も飛ぶ?いいえ、4本でした。が、何もしないとミミはグズグズ。

2.フローティングサルベージ(浮きミミ)は糸が細すぎて使えませんでした。

3.あわてて、左右に平織のミミを付けることにしました。(+綜絖2枚)

4.織始めると、ペダル順に1357 2468と踏む場所があり、平織のミミは役立たず・・・織れない。

5.タイアップ(=柄)を変更し、ミミ部分は何とか許せる状態になったのですが、織り地の左右の黒の経糸部分が伸びる。織り方が下手なのかもしれませんが、黒糸とグレー糸の伸度と強度は明らかに違う。

 

この失敗から学ぶこと  多綜絖は、試織すべし  

以前に読んだHPが見つからないのですが、確か・・多綜絖を愛用する人は約80%が毎回試織する。ミミも付けて試織する。いわば試織マニアだという。

なぜそんなに試織するのか?FAQにもミミについての質問が多い・・・?不思議でしたが、このことでしたか・・


まあ、やっとミミを考えるレベルに入ったと喜んで・・・・記念撮影をして、経糸を切ります。
 

織の組織
写真上;The big book of weaving P.148 Laila Lundell著
    写真中と下;The weaver's Book of 8-Shaft Patterns P.22 #66 Carol Strickler 著


2012年10月26日金曜日

綾織#2 千鳥格子の試織

秋のブーゲンビリアは、季節はずれ。
淡いピンク色の株を選んだつもりが、華やかなピンク。 

この色味を拝借して、千鳥格子のひざかけを織ってみることにしました。
残っていた染料と素地糸のウールで何とかなりそうです。

化学染料のウール染めはしたことがあるけれど・・・・さんざん手こずって、やっとサンプル織り。

が、気に入らない。

糸の太さがよく市販されている並太ぐらいだから?・・・・なんだかアクリル毛糸のようなツヤを感じます。

何とも高級感がない。
(左の写真は、赤みに写りました)


日本では、プラスティックカラーとか、蛍光色とか呼ばれたりしている色味が原因?
スウェーデンのウールの色見本(かなり古い)には鮮やかな色が豊富。安っぽい感じもしません。よく似た色もあり、「大きな違いはないのに・・・」と思っていました。
 
でも、この写真(下)をみてビックリ。明るい部分や影の色味が違う。 確か「色」は目に映る反射・・・ 

2012年9月18日火曜日

平織#3 ローズパスのランチョンマット

ランチョンマットも、入門者が最初に織る作品のようです。

私の場合、「織機に経糸を準備すること」が和機式とのミックスで自己流でした。「北欧機でのやり方」を練習するため、織り幅の広いハンドタオルから始めました。


初めてのランチョンマットは、織り幅40cm。コットリン22/2と28/2(廃番)、綿糸6/2使用。

両端には、組織「ローズパス」を入れることにしました。
サンプル織
ローズパス=バラの小道 A Handweaver's Pattern Book  P.15より Swedish Rose Path  IVの変化

全面の織り柄にするよりも、ストライプで使うほうが「Path(小道)」のイメージがして、好みです。


柄と色使いのサンプル織をしました。
目立つ色や太い糸を使うと、チロリアンテープを貼り付けたみたいになるので、バランスがむつかしい。
濃い色は、シミが目だたなくて良いかと思いましたが、何だか重たい。


ダイニングの出窓のプリントカーテンとコーディネートして食卓に使う色彩はやっぱり明るい色でした。


2012年9月7日金曜日

平織#2 綿10/2のハンドタオル

残り糸にちょうど2色あったので、クリスマスのハンドタオルにすることにしました。
格子だけでは、市販品みたいなので、綾織の変化のボーダーを入れることにしました。

 
 
縦密度は、100本/10cm。グランドは、綿10/2 生成り。本当は、精練をして使うのだと思います。

精練に使う薬品は、「苛性ソーダ」。
購入時に印が必要な劇物に、私のような素人は手を出さない方が良いと思われます。
一晩水につけ、熱湯につけてみました。20-30分煮たほうが良かったかもと思いながら、ひとまずこれで織って使ってみることにしました。

何ともよく伸びる。ゴム糸とは言いませんが、イメージは近い。やっぱり精練しないと無理?

織始めは、経糸を結びつけた時の若干のテンションムラが出ているようです。前回のコットリンより微妙な力加減が正直に表れるようです。

これだけ伸び縮みすると、緯糸もどの程度ゆるみを入れてよいのか見当がつかず、ちょっとの引き加減でも違いがでて、幅が安定しない感じ・・・・・何とも織りにくい。

何か手軽で安全な処理加工方法が見つかれば、また使うのですが・・・・
とりあえず、次回は煮沸してみますか


2012年8月28日火曜日

平織#1 コットリンのハンドタオル

縦緯が同じ密度の基本の平織です。



経糸は、長さ3.5m 幅58cm。トラディショナルの方法(スウェーデン式)で機にかけました。
広い幅を効率よく準備できるように考えられている とあらためて実感。

日本には、いろいろなやり方があり、織機の特性も違うので、単純には比較できませんが、
・ワープビーム(ちきり)には、経糸を切らずにつける。
・クロスビーム(織りつけ布)には、経糸を上下に分けて手前で結ぶので、ほどきやすくロスが少ない。
などなど、細かなことかもしれませんが良さがあります。
今までもこのやり方のつもりでしたが、いつの間にか自己流になり、経糸がゆるんでいたようです。


織進むと、右端の打込みがあまくなってきました。織始めるまえに、織機はネジをしめ直したので、整経の最初か最後の張りがゆるかったようです。調整せずにもう少し織り進むことにします。

いつもは家族に手伝ってもらうのですが、重しをかけて一人で巻き取る方法も試しました。2kg程度では明らかに重量不足でした。

巻きがゆるいとこんな感じか・・・と思いながら織ることになりました。

この2点、次回再挑戦です。




2012年8月10日金曜日

80/3麻のストールはグログランのストライプを入れて

「評判いいですよ」の一言で、購入しました。80/3の麻100%。
衝動買いした糸をすぐに織始めるときは、考えも衝動的で。。。。計画性は希薄。

気楽にざっくりと粗く織り上げるつもりでした。が、打込みを安定させるのが苦手なので、打込めない組織⇒経混み(密度が多い)⇒グログラン(ウネ織)のストライプがあるガーゼ調 にすることにしました。
たぶん、織機とテクニック的な根競べになるとは思いつつ。。。。



写真を見たほうがわかりやすいですね。

こげ茶の経糸 480本10cm。グレーの経糸 60本/10cm。
こげ茶部分は、密度が混みすぎていて、さすがに口が開かない事があります。


その上、ウネ織になるので、グレー経よりもテイクアップ(織縮み)が多いので、バックビーム部分で、テンションを調節しながら織ることになります。


左写真;バックビームの上とワープビームに、それぞれバーを入れて調整しています。


この先、織り進むとさらに調節が必要になります。ワープビームで調整しているバーを下へ動かして、ペダルの横木に結びテンションを保つ方法が本で紹介されています。本当にうまくできるのでしょうか?