手織以外は趣味を拡げない・・・と心に決めているのですが、なつかしさもあり、1500円の入場料を払うことにしました。
でも、私の目的は、「並置加法配色」の代表例にもあげられるポール・シニャックの作品が出展されているから・・・・。色は実際に見ないとわからない・・・とか。言い訳をしながら。
今回は、ボストン美術館の所蔵品からの企画展。
モネ、ゴッホ、ロートレック、ルノワール、カサット、北斎、広重、国定、歌麿・・・
誰でも一度は見たり聞いたりしたことのある有名な画家や作品ばかりですから、つまらないはずがありません。
「印象派を魅了した日本の美」という副題から、日本人の「印象派好き」の理由がわかるような気がします。
江戸百景などの版画は、美人画のような多色の華やかさはなく、モノクロのような印象がありましたが、よく見れば使われている色には透明感があり、染料のようにも見えます。濃く鮮やかな藍色と赤は・・茜?
北米のコロニアル時代の人々が織って使ったベットカバー地もインディゴブルーと茜の類が使われることが多かったようですから、実は、親しみやすい配色だったのかもしれません。
最後の展示は、モネ《睡 蓮》。 少し離れてみると白いスイレンは輝き始めます。
色は、やはり 「本物」 を見ないと。