組織は、The Best of Weaver'sシリーズ「TWILL THRILLS」に掲載のThe earl's canvas から。
1626年の古い絵画から復刻されたデザインです。本には、Gebrochene Twills と書かれています。複雑さが異なるようですが、M&Wツイルとも呼ばれているタイプです。オリジナルは14枚綜絖ですが、8枚、4枚にアレンジした綜絖通しも発表されています。
M&Wツイルは、山道通しの複雑変化です。ニックネームを付けるなら、連山通し(笑)かな?
と言っても、ペダルと柄の関係がわからないと柄のスタートを何処からにするかが決められない。
前回のコンビネーションツイルあたりから柄が込み入ってきたので、1つ1つペダルと綜絖の関係を確認しながら組織図を書き起こします。
ソフトを使えば、手間と時間を短縮することができるのでしょう。
ただし、私の手織りは「老後の暇つぶし」なので時短のための投資(?)の必要性は、はなはだ疑問。
8枚綜絖+2枚耳組織=10枚、ペダル8本。カウンターマーチ使用。
綜絖通しにはホルダー、タイアップにはボックスを用意したので、格段に仕事が 確実に、早く楽に、なりました。
一回に染める分量が増えてきましたので、浴比が足りずムラ染め。
大きなバットを買えば本格的にできそうですが、一般家庭から染料や薬品などを使用した廃液を流すのは抵抗が・・・・染材料店に相談することにします。が、できれば染めたくない。
経緯ともに梳毛2/20。薄くてハリのある布地をイメージして選びました。
ウールと気軽に思っていたのですが、経糸のテンションムラをデリケートに拾ってきます。どんな素材も織ってみないとわからない。
組織;The Best of Weaver's「TWILL THRILLS」
The earl's canvas by Marjie Thompson
P.34 - 36
へぇぇぇ・・・きれいな模様ですねーーー、レースみたい。
返信削除いつかこんなのが織れるようになりたいなぁ・・・。
なんか、ちょっと感激なので、拍手(*^_^*)
肖像画に描かれていたテーブルクロスの柄だそうです。文化の違いをつくづく感じます。
削除8枚で綜絖通しとペダルのレピートは確かに大きいのですが、準備と調整がうまくできていれば、それ程大変ではないはず…と言える所まできたようです。
が、何を織っても、まだまだ試織段階という感じですね。
北欧の機に悪戦苦闘しながら、10年近く織っています。綜絖通しには、ホルダー タイアップには、
返信削除ボックスってどんな方法ですか?具体的に教えていただけないでしょうか?
ちなみに私の機はトイカの水平天秤の機で、綜絖から踏みきまでのつなぎに毎回苦労しています。
毎回ご苦労なさっているのは、多綜絖の調整の仕方でしょうか?テクソルブとアンカーピンの使い方の手順のことでしょうか?タイアップをする時の体の位置のことでしょうか?
返信削除機がけは一連の作業なので、ろくろの(男巻をはずさない)方法で行っている方が部分的に取り入れると2度手間になって大変という場合もあるようです。
2012年11月10日付で紹介した「Tying Up The Countermarch Loom」Joanne Hall著で説明されています。ブログ上での具体的な説明は、この本のかなりの部分の和訳を公開することになってしまいますので、残念です。
単純な構造ですが、実は機がけもしやすく汎用性に優れた織機だと改めて感じています。
北欧の織機の基本的な構造は、Glimakraもトイカも私のVAPPAPUUも同じですので、機がけも同じです。
お教室の紹介、Glimakraや代理店を通すなどでお答えできる方法があればよいのですが。
コメント頂きありがとうございます。一人仕事が好きで黙々とやるのは、苦にならないのですが、時々自分のやり方でいいのか、迷うことがあります。小さな身体に大きな機、日本人なのに北欧の機、そんな所でも迷います。でも北欧の機の構造を、優れた機と認めていらっしゃる。其のことを、私も信じて、自分の機と付き合い、いつの日か使いこなして行こうと、思います。とっても励みになりました。ありがとう。
返信削除私は、機がけの悪戦苦闘に納得がいかず投げ出しました。
返信削除30余年が過ぎ、わかった事が2つあります。
文化も考え方も生活習慣も違う国で、長い年月多くの人が考え経験を積み重ねてきたやり方は、一人の持ち時間で一生懸命に考えても到底行き着くことができないということ。
手織りが好きなら、織機に費やす時間があれば、織物に使うべきだということ。
この考え方も教わりました。やはり、日本とは違うようです。
この続きは、ページを改めて綴りたいと思います。