2012年5月2日水曜日

織機を見直す

今まで、4枚綜絖以上を織ることは、ほとんどありませんでした。カウンターバランスの場合、簡単に綜絖バーの取り外しができるので、バーをのせて、改めて糸綜絖を数えて、抜け止めの糸張って。。。要するに、めんどくさがり屋。こだわりが足りないのかもしれません。

でも、結構、複雑なモノが織れます。写真は、「The Best of Weaver's  Twill Thrills 」に掲載の作品を少し簡単に省略。つまり、ペダルの踏み順を短くしました。
経糸;綿 緯糸;麻 のテーブルランナーです。



もう一度織を始めるのだから、今回は、多綜絖をスムーズに動かしたいと思い、「Manual of Swedish Handweaving 」を出してきて読みました。織機と共に古くからあるのに、図や写真をパラパラ見ていただけ。マニュアル本は読まないと "価値" ありませんね。 

そして、驚きの新事実!?

今使っているホース(ヒックピン;板状の天秤)は、3枚(奇数)綜絖のタイアップができる。両側に滑車がついているタイプを購入すれば5~8枚まで、タイアップができます。でも、アンバランスになると難しそう。

三角形で大きいと思っていた9ケも車のついた滑車は、Drall(ドレル)用。綜絖は10枚吊れますが、2枚ずつの組でしか動かないのです。これは、、タオルやテ-ブルクロスなど実用品をツイル、サテンなど基本の組織で織るときに使用する「仕掛け」です。今でも、販売しており愛好家はいるようです。


さて、ショップに問い合わせると、グリモークラUSA を紹介されました。経験や織りたいアイテムなど相談に応じてくれ、結局、カウンターバランスを取り付けるのがベストということになりました。

でも、この織機、カウンターバランスが一般的になる前のものなので、下ラム用の穴がなくて。。。
技術スタッフが、穴あけの詳細の説明をくれているので、あとは穴をあけてくれる日本在住の織機の専門家。探しています。



余談ですが、海外(言葉の問題から英語)のHPをいろいろ検索しました。

織物関係の出版社のHPも充実です。
無料で織作品の作り方をダウンロードできたり、フォーラムで専属の先生が質問に答えていたり、用語集、出版書籍で使ったすべての糸の重さと長さと筬の一覧表もあり。
ジャーナリストのすばらしさ 実感しました。





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