「6枚以上の綜絖で一番楽しい織り方は、サマー&ウインター」という記述をあちらこちらで見かけたので、まずは、4枚で試してみることにしました。
組織と糸番手のバランスを確かめたいので、柄は、Handweaver's Pattern Book からチョイス。
試織の規格 縦、緯地糸 ; 梳毛ウール1/10 筬;60目/10cm
サマー&ウインターの織の基本として、
1.組織としては、この経糸と緯糸が作る地組織の平織の間に、柄糸が織り込まれる。
2.平織は、スクエア規格(つまり縦横が同じ密度)に設定すること。
3.柄糸は、地糸の2倍前後が太さの目安。
この柄糸のみを変更し、何タイプか試織し、地組織の糸は、変更しません。
織り上げて、湯通し(簡単な縮絨)した見本
①編み物用 並太 紫糸;
機上では、ふっくらとしたいい感じ。
アクリル混の糸のため、
湯通しをしたら、ぺちゃんこに。
使えない
②用途不明 ロービング状 極太 シルバーグレー糸;
明らかに太すぎ。
縦緯の地糸が平織になる左の白い四角に締まりがない。
ただし、グレー糸の風合いは出ました。
③ハンドスパンウール 2/3程度;
ちょうど良いバランス。
湯通しをしたら、ふっくらとボリュームアップ。
さすが、ウール100%
④編み物用 段染めモール糸とモヘアの撚糸;
重くて編み物には不向き。縦糸には使えず、これ単独の緯糸だと安定しない困った糸。
この織り方なら、糸の表情や風合いが生かせそう。
ただし、縦と緯地糸は番手アップして、密度の調整が必要。
まとめとして
緯の柄糸には、通常の織や編みでは扱いにくい太い糸が使えそう。また、最近流行の多色の変化のある編み糸も使えそうです。
サマー&ウインターは、この織り方の特徴でもある単純な柄構成に少し変化のある柄糸を組み合わせるのがよさそうです。
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