綾織で縦糸と緯糸に同じ2色を使うだけで柄が浮き上がる。平織のログキャビン(網代格子)も同じ手法。
綾織なので、変化のある糸を使っても効果がありそう・・・・要するに、奥が深そうです。
千鳥格子は、柄を大きくしても、色を鮮やかにしても、「私は服地」と、主張し続けるようで何とも落ち着かない気分。ウール地のスカートやスラックスを愛用した世代の先入観でしょうか?
容易にインテリア布地の顔にはならないようです。
クッションカバーならアクセントとしてかわいらしく使えると思いますが、ひざかけとなると、かなりモダンなインテリア向き・・・・?
物足りないと感じていた風合いは、白糸の番手を細くしてモヘアと引き揃えて使用。
グリーンはアクセントとして両端のボーダーにしました。
織上りサイズ:86cm×140cm(フサ10cm×2)
使用糸:ピンク ウール2/5、 白 ウール2/7 // タムタムモヘア
縦緯の密度:40本/10cm
重さ:430g
織っていると次作のアイディアが浮かんできました。
・ウールと光沢糸を使って、素材のコントラストで見せる。
・地色に5~6色の柄色を入れて、経糸と緯糸が同色になる所が目立つように配色する。
でも、どのアイディアを試しても、「私は服地」と、主張するような気がします。
英名の「猟犬の牙:hound's tooth / ハウンズ・ツゥース」という名前がふさわしいように思えてきました。
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